ボロン・ボ・ローン|ライブハウス経営者の日記

こんにちは、未来のライブハウス経営者、ボロンボローンです。 愛知で絶賛活動中!愛知から世界へ羽ばたくバンドマンを応援すると共に、自らもバンドマンとして活動中!

物件散策8 〜見積り編・番外〜

こんにちは。カリです。

GWはいかがお過ごしでしょうか?僕は岐阜から東京まで車で行き、1日で帰ってくる強行の旅に出て、腰が痛かったです。渋滞恐るべし。

 

 

 

 前回は物件を見積り業者さんに見てもらい、改装費にどれくらいかかるのか、構造的に飲食ができるのかどうかを査定していただきました。見積りに関してはまだですが、構造的に飲食店を開くことはできそうということで安心しました。

 今回は番外編ということで、前回書ききれなかったことを書いていこうと思います。

見積り・番外編

 僕たちが見積りをお願いしたのは、岐阜駅の近くにある、元ビジネスホテル。その地下にある元ボイラー室です。詳しくは前回のブログをご参照ください。

 ボイラー室を一通り見てもらった後に、僕はせっかくの機会だったので、そのホテルの5階部分も軽く見てもらえないかとお願いしました。物件散策5の潜入レポートにて詳しく書きましたが、5階部分は元々レストランだったそうです。そのため、間取りは広く、見晴らしも良かったので、本当のことを言えばこちらでライブハウスをしたかったのです。ですが、内装の費用が高額になりそうなことや、エレベーターを動かさないといけないところ等を考えると、現実的に今の僕たちでは手に負えないだろうということで諦めていたのでした。しかし、まぁ見積りだけならタダだし、と思い見てもらうことにしました。

 

 お願いすると例のスタイリッシュな業者さんは、快く引き受けてくれました。そして家主さんと僕と3人で階段を登ります(エレベーターは何十年も止まったままです)。業者さんは各フロアにも興味を持たれて、まじまじと観察していました。「これは年季の入った自動販売機ですね」「あ、薪ストーブだ」「これが例のぶら下がり健康器ですね(笑)」と時代を感じさせる物を見つけては、興奮するのでした。

 5階にたどり着くと、その興奮も最高潮に達して、業者さんも「ここはいいですね!」と。僕も「そうでしょう、そうでしょう」と自分の物でもなんでもないのに心の中で喜んでいるのでした。なお遅れて辿り着いた家主さんは、毎度のことながらゼェハァと息が上がっていました(申し訳ないです)。

 ここでも建築基準法上の問題や、保健所・消防署の許可が下りるのかといった点について相談しました。5階も元レストランということもあり、保健所・消防署に関しては問題ないだろうということでした。一方で、とても古い建物なので岐阜市の建築指導課というところからは、指導が入るかもしれないとのこと。それでも営業許可という点について、許可はおりてしまうんだとか。難しい話は省いてしまいますが、飲食店の営業許可を取るところと管轄が違っていて、営業自体は出来てしまうとのことでした。

 なるほどなるほど、と分かったような分かってないような感じでしたが、やはりお金は相当かかりそうだったので、どちらにしても今は手をつけられません。エレベーターも動いていないので、動かすにもだいぶお金がかかるようです。また定期的な点検も必要だそうで、月々何万という管理費もかかってくるみたいです。

 まぁ今の僕たちには少し狭いけど、地下のボイラー室でひっそりやるくらいが丁度いいかなという感じです。

 

家主さんとの話

 業者さんとお別れをし、家主さんに入れてもらった飲みかけのコーヒーをいただくことにしました。コーヒーをいただきながら、ライブハウスでどんなことを考えているのかと聞かれたので、僕のイメージを話しました。家主さんのイメージでは、僕らのバンドの練習場として使うくらいに思っていたらしく、飲食店としては難しいのではないか?との意見でした。

 何が難しいのかというと、やはり広さの問題。飲食店の許可を得るには、手洗い場や、厨房には2槽シンク、ガスや照明等々、必要な設備が多々あり、それにも場所を取られてしまいます。ライブハウスとしてある広さを確保するには飲食は難しいんじゃないの?ということでした。

 そしてもう一点はお金のことです。様々な設備がいるということは、その分、準備するお金がかかるということです。また、水を引いてきたり、ガスを通すのも大変です。この点について大丈夫なのかということでした。

 

 家主さんは、ライブハウスは持ち込みはありだが、飲食は提供しないようにして、飲食店としてやらなければいいのでは?と提案してくださいました。そして、2階を料理できるように改築し、ライブハウスにデリバリーできるような形を整えてはどうか、という発想もいただきました。なるほど、これなら地下をもっと広く使えるし、2階を料理できるようにする方が楽ちん(キッチンがあり、水道も通しやすい)。これは要検討です。

 

 家主さんにはコーヒーまで頂いて、良いアドバイスまでもらえて、本当にありがたかったです。もし地下でやることになったら、1階に住む家主さんには迷惑をかけると思いますが、そこのところも今後しっかり話していかなければいけないことです。音に関して、多少の音は理解を示してくださるということ言って頂いて、少しほっとして、だからこそ僕らも家主さんへの配慮を忘れてはいけないと思うのでした。

 

 GW明けてから、見積りが届くかと思うので、またそれについても触れて書こうと思います。それでは。