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ボロン・ボ・ローン|ライブハウス経営者の日記

こんにちは、未来のライブハウス経営者、ボロンボローンです。 愛知で絶賛活動中!愛知から世界へ羽ばたくバンドマンを応援すると共に、自らもバンドマンとして活動中!

保育園開園断念の件から、ライブハウスの騒音について考える。

「子供の声がうるさい」だなんだと地元住民の反対によって、保育園が開園断念に至ったとのニュースが世間を騒がせている。
 
保育園落ちた日本死ね」の件に端を発する保育園論争の盛り上がりで、ことさらセンセーショナルに報じられている感のあるこのニュースだが、実はこれまでにも同様のトラブルは多数起こっているようだ。
 
 我々のようなライブハウス開店を目論む立場としては戦々恐々、経営の夢や希望をもぶち壊しかねない、不安を煽るニュースである。
 
 客観的に考えて、子供の声というのはそんなに大きな騒音になるだろうか?ひょっとしたらプロ市民による仕業なのではないか?と懐疑的な見方もできる。だがしかし、実体験をした人に言わせれば「保育園の隣に住むのは発狂レベル」とのことらしい。
(一方で今回の一件は問題のすり替えだとか、恣意的な報道であるとの意見もあるが、前述のとおり保育園の騒音問題は今回の件だけではない)
 
 だがちょっと待って欲しい。保育園の騒音が問題となる時間(すなわち保育時間)などというのは、朝から始まってせいぜい夕方くらいまでだろう。保育園の騒音に文句がつけられるというのであれば、夕方〜夜をメインに営業するライブハウスの騒音トラブルリスクはいかほどなのか。
 さらにやっかいなことに子供の声とライブハウスでは、発する騒音の性質が全く異なる。周波数の特性からして、子供の声は高音で減衰しやすいのに対し、ライブハウスが発するベース、バスドラムを始めとした重低音は、減衰しづらいため漏れやすく、防音が難しい。(とはいえ保育園は気密性ゼロ、オープンな空間(庭)であり、ライブハウスとは環境の差が大きいため単純比較はできないのだが)
 
 また、件の騒音トラブルに関して忘れてはならないのは「開園前のトラブル」という点である。個人的にこれは騒音対策で最も難しいポイントであるように思う。なぜなら発生する騒音に対して、どれだけの対策をしたらどれだけの防音効果があり、どれだけの音が外に漏れ、また、どれだけの音量に抑えられれば周辺住民の理解が得られるのかといったことは、実際にやってみるまで客観的に示すことが難しいからである。こればかりは経験者や施工業者といった有識者の知見に頼るほかないのだろうが、我々のようにセカオワ方式(DIY)で防音対策を施そうと企む者にとってはかなりリスキーでハードルが高い。
 
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絶望、失望、何をくすぶってんだ。

 さて、ここまで書いておいてなんだが、悲観的に考えていてはキリがない。これではいつまでたっても前には進めない。
 ここからがようやく本題だが、そもそも騒音対策として我々が実現可能な範囲で、どんな手段があげられるだろうか。
 
防音壁、防音カーテン、防音マット、二重ドア。
 これらはあくまで騒音対策の一側面、物理的な話でしかない。防音対策にはこれら物理的な対策と同じくらい、もしくはそれ以上に大切な対策がある。
 
まずは下の動画を見て欲しい。
ライブハウス経営者である垣内邦美さんを紹介する番組である。
(多忙な諸君は6:45〜の視聴でも構わない)
 
 
 
 
「近隣の人と仲良くしろ それが一番の防音になる。」
 
これはまさに、円満にライブハウスを経営しているこの人だからこそ言える金言である。
 
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い。
近隣との関係が悪いと、些細な騒音でも大きなトラブルに発展しかねない。
 
翻って、毎夜大声でギターをかき鳴らし全力で歌う、騒音を撒き散らすその隣人が長澤まさみだったらどうだろうか。
 
…端的に言って、許す。許される。むしろ、応援する。何なら聞き耳を立てるし、録音してデジタルデータとして長期にわたって保管するかもしれない。
 
つまりはそういうことではないか。
 

愛、自由、希望、夢 足元をごらんよ きっと転がってるさ

繰り返しになるが、防音においては物理的な対策はもちろん、非物理的な対策も重要なのである。
 
以上の話を踏まえ、具体的にどのような対策をすべきだろうか。
物理的対策については、後々実際に防音工事を行う段階でその実施内容の詳細を公開するつもりだ。
 
まずは非物理的な対策に焦点を当て、我々の展望を紹介していきたい。
…といいたところだが、諸々の事情により続きは次のエントリにて述べたいと思う。
 
ボロン
 
「夢を見ないヤツには夢は掴めない。
  夢を描かない人生はつまらない。」
 
                                   ーーー垣内邦美