読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ボロン・ボ・ローン|ライブハウス経営者の日記

こんにちは、未来のライブハウス経営者、ボロンボローンです。 愛知で絶賛活動中!愛知から世界へ羽ばたくバンドマンを応援すると共に、自らもバンドマンとして活動中!

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO 〜面の皮アツアツのアホ3人旅〜 前編

カリの日記 フェス・イベント関連

こんにちは。カリです。

夏休みボケや、ライブハウスの計画が滞って、ずいぶん久しぶりになってしまいました。

先日行ったRISING SUN ROCK FESTIVAL 2016での体験を振り返りがてら、後学の為にも記録しておいた方がいいかと思い、綴っていこうと思います。

今回は、メンバーのボロン、ソイ、タコ、自分の4人で北海道に乗り込むつもりでしたが、タコは体調不良により惜しくもキャンセルし、3人で行くことになりました。実は3人ともほとんど北海道童貞&ライジングサン童貞だったので、事前に情報を得てワクワクしながら、その日を迎えることになるわけですが、いかんせん他人任せの3人組は北の大地での洗礼と、お盆休みという人混みで己の小ささを突きつけられることになるのでした・・・

 

8月11日

 一足先に夏休みを満喫していた僕は、北海道に前乗りしスープカレーや十勝の豚丼を楽しみ、ライジングサンの前日である11日にソイとボロンと合流を予定していました。僕たちは合流してからレンタカーを借りて、北海道を観光し、うまいもんを食い尽くそうと考えていました。しかし、基本ノープランの他人任せ野郎どもは、いつから借りていつ返すのかも決めていなかったので、前日か当日に借りればいいだろうとタカをくくっていたのです。そして、いざネットでレンタカー屋さんを調べてみると、案の定空車なし。思いっきりお盆の時期で、しかも11日は新しく国民の祝日に加わった山の日が立ちはだかり、もはや当然とも言える状況でした。

 自分たちのアホさ加減を恨み、なんで8月11日が山の日なんだドチクショウと八つ当たりしながら、現状をソイとボロンに伝え、3人で必死にレンタカーを探します。焦る気持ちと、すり減るiphoneの充電、レンタカーの検索条件を広げに広げ見つかったのが、タウンエーストラック。ハイエースのようなバンではなく、タウンエーストラック。ガチのあのトラックです。タウンエースガチトラックです。もうガッチガチのトラックです。テンションがおかしくなっていた3人はもはやトラックもありじゃねぇか?と、田舎道スイカを盗みに行こうじゃないか?と少し頭をよぎったのですが、さすがに長距離を移動することを考えて、冷静になり断念。

 結局10日はほとんどレンタカーの空車探しに明け暮れ、なんとかキャンセル待ちで乗用車を11日〜14日まで借りることができたのでした。ガチトラックで妥協しなくてよかった。

 

 レンタカーを空港でゲットし、ボロンとソイと合流します。二人とも始発の飛行機を予約したので、なんと前日からボロンは成田に、ソイは中部国際空港に一泊(漫画喫茶)して朝一で飛んできたのです。そのため、二人ともすでに疲れた様子でした。ボロンにいたっては、夏風邪を1週間以上もこじらせっぱなしで、咳が止まらず北海道のドンキでマスクを購入。さらによっぽど疲れて判断能力を失っていたのでしょう、ゴルゴ13ばりのサングラスとビートさえあればHipHopして来そうなキャップまで被って、完全防備?していました。もはや不審者。

 2人を乗せ、まずは腹ごしらえです。とりあえず登別温泉に行きたかったので、苫小牧から登別方面を目指し、途中で美味そうなものがあれば食べようということに。海沿いの下道を走ります。あんなにレンタカーもいっぱいだったのに、気持ちいいくらい道路は広々として空いていて、全開にした窓からは涼しい風が吹き込み、冷房いらず。晴れた空は高く、海はキラキラと光って、潮の匂いが風で運ばれてきます。等間隔に立つ高い電灯の上に、カモメが1羽ずつ止まって海の方を見ていました。あまりの気持ちよさにボロンは車の天井を見上げて、等間隔に呼吸していました。

 

 途中、白老牛というお肉を扱った、牧場直営のレストランに立ち寄りました。ネットで見た通り、お客さんはいっぱいで、店の外まで焼肉屋さんのあの食欲を掻き立てる匂いが漂ってきます。調理場ではデカイ肉の塊をカットしているのが見え、新鮮さを伺わせます。我先にと席に付き、メニューを見ると、「なるほどね」と思わず腕組みするレベルのお値段が。まぁ初日だしということで、いい感じに満足できて、かつドキドキしないレベルのカルビセットを注文します。

 炭火焼で冷房をつけていない(窓が開いている)店内は暑く、お客さんも多くなかなか運ばれてこない食事と、出入りの激しい虫に少し嫌になります。おまけにコンディションがよろしくないボロンもいて、なんとなく会話も弾みません。そんな中、やっとお肉が運ばれてきました。僕たちがよく行くような焼肉屋さんのお肉の色との違いに、ソイは動揺を隠せませんでいたが、腹ペコだったのでとにかく焼きにかかります。脂がいい感じに乗っていて、なんともいい匂い。栄養を摂るため、たっぷりニンニクを入れたタレにつけて食べると、柔らかく、かつ弾力のある肉の旨みが広がります。ソイの美味しいものを食べた時のバロメーターである、目の見開き具合は全開。まさに最高のお肉でした。待った甲斐があった。

 

 お腹が満たされた僕たちは次に、登別温泉に向かいました。登別温泉街には地獄谷と呼ばれる爆裂火口の跡があります。近づいただけで硫黄の臭いはしているのですが、地獄谷に入ると、もっと強烈な臭いがします。さらに至る所に湯気がたっていて、草木の生えていない山肌と、ブクブクと泡立つ間欠泉、そしてちょくちょく置かれる墓石が、地獄感を演出しています。ポケモンで言えば、ブーバーとかポニータとか居そう。

 地獄谷を巡り歩いた後に、日帰り温泉に行きます。日帰り温泉のできる旅館やホテルはいくつもあったのですが、適当にネットで見つけて入ります。温泉はもちろん硫黄のにおいがして、温度はアツアツです。露天風呂は涼しくて、ずっと入っていられました。

 

 さっぱりした後は、僕の運転にずっと文句を言っていたソイと運転を代わり、洞爺湖を目指します。本当はクマ牧場に行きたかったのですが17時くらいまでしかやっておらず、断念。洞爺湖に行く山道も、洞爺湖沿いの道路も空いていて、景色が最高です。洞爺湖を挟んで見える、富士山のような形をした大きな山があります。どうやら羊蹄山という名前の山らしいのですが、どれだけ進んでもずっと同じ大きさで、同じ存在感で、北海道の広さを改めて感じます。

 洞爺湖沿いに手作りジェラートが食べられる「レークヒル・ファーム」というお店があり、休憩します。広〜い芝の庭があり、ヤギが一匹だけ小屋の中にいます。夕暮れのオレンジ色の山と、洞爺湖の景色が綺麗でした。庭にサッカーボールやグローブが置いてあって自由に遊べたので、3人でキャッチボールをしました。はしゃぐおじさん達。気持ち良かった。ブルーベリークリームとラムレーズンのジェラートは濃厚で、今まで食べた中で最高のジェラートでした(今までそんなにジェラートを食べたわけではないですが)。

f:id:bolon:20160818200840j:plain

f:id:bolon:20160818201047j:plain

 日が落ちる頃、回復してきたボロンと運転を代わり、小樽方面を目指して車を進めます。ライジングサンの会場は石狩なので、近づいていた方がいいだろうということになったのです。車窓から見える、沈みゆく太陽に目を細めながら、ふと「今日はどこ泊まるんだ」と誰ともなく口に出します。3人とも気付かなかった、いや考えないようにしていたのかもしれない、今日泊まる場所がないことを、、、

 無論、僕は車泊でも全然良かったのですが、ソイは断固ホテルを主張。今更調べても案の定ホテルはいっぱいです。空いていても、男3人には高すぎるところしかない。日はすっかり落ちて、星が輝き出し、街灯もない山道は、より星が綺麗です。楽観的なのか、アホなのか、ホテルは一旦置いておいて、腹が減りだしたボロンは小樽の美味しいお店を調べ始めます。ソイは「まず宿!」と主張し、僕は車泊でいい、全く噛み合わないまま車はどんどん進んでいきます。

 山道の途中で頻尿のソイとボロンは立ちションし、星を楽しみます。残りの運転は僕が運転をかって出て、峠を攻めます。ラストの上り坂は急激なS字カーブが続き、後部座席のソイはギャーギャーと騒ぎ、ボロンは面白がって動画を撮っていました。

 急カーブに差し掛かったところで、展望所の文字が目に入ります。僕はハンドルを切って、鋭く駐車場に入ると、ソイは「アアーーーッッッ!!!」と叫びました。後で聞くと、ソイは僕が急に死を選んで、山から落ちようとしたのだと感じて、死を覚悟したそうです。たどり着いた毛無山展望所は小樽市の夜景を一望でき、男3人で見るにはもったいないくらいの景色でした。

f:id:bolon:20160818201119j:plain

 小樽市に着く頃には20時を過ぎていました。ボロンが見つけ出した、まだやっている美味しそうな店に突撃します。カウンター席だけのこぢんまりした店で、北海道のうまいものがメニューに並んでいます。どれも美味しそうだったのですが、牛トロ丼という写真がどうしても気になってそれを頼みます。

 ご飯の上に牛トロフレークと北海道の山わさびが乗っけられて、思わずかきこんでしまうほどの美味しさ。これがあれば7杯はイケる。満腹になるどころかさらに食欲が増してしまったので、蟹味噌のクリームパスタを注文します。濃厚な蟹味噌がパスタに絡んで最高です。残ったクリームをバケットに食べても、なお美味しい。ソイのお目々もパッチリ。最高のお店でした「しろくま食堂」

 

 満たされた空腹とは裏腹に、宿はありません。またも検索条件を広げに広げ、結局札幌市内のアパホテルをなんとか取ることができました。風邪がぶり返してきたボロンと、前日まん喫で過ごしたソイ、また翌日からのテント泊を見越せば、結果的に十分休めるホテルは正解でした。

 

8月12日

 ライジングサンは午後からスタートなので、午前中は必要なものを揃えるのと、市場で海鮮丼を食べることにしました。

 まずは道具の調達です。何度も言いますが他人任せアホ3人は寝袋を持ってきただけで、テントも銀マットもランタンもイスも何も持ってきていませんでした。星空の下、野宿すればいいだろうと旅人気取りだった僕たちも、北海道には虫がのびのびと至る所にいるということを実感したので、さすがにテントは欲しいということになりました。そのため天下のイオン様にて、簡易テントを買い、百均で電池式ランタンを3つ、虫除けスプレー、ボディーペーパー、保冷バック等、必要最低限のものを買い求め、さらに食料(カップ麺やおにぎりやお茶やポカリやお菓子)をゲットし、銀マット代わりにダンボールを調達しました。我ながら恐ろしいくらいの準備不足に、もはや笑えてきます。

 必要っぽいものを揃えたところで腹ごしらえです。どうしてもウニ丼を食べたかった僕たちは、「札幌市中央卸売市場」に行きました。市場というだけあって、出ているお店は活気があり、カニだの、イカだの、ホタテだの、イクラだのが並び、さらにトウモロコシや、メロンなどの試食もあって、ヨダレダーダー状態です。

 とりあえず海鮮丼屋さんに行き、我慢できなくなった僕はウニ丼とビールを頼みました。ウニ丼は言わずもがな、ソイは目が飛び出さんばかり(もう何食っても目見ひらくんちゃうか?)、さらにカニ汁は出汁がきいていて、カニの身もしっかり味があって沁みました。

 いよいよ満たされたところで、ライジングサンに向かいます。

 

 会場の駐車場に近づくにつれて、大渋滞です。北海道中の車がここに集まってると思うくらいに。2車線のうち、左側だけ空いていたので、渋滞を横目に空いている方をスーッと走っていくと、案の定、ライジングサンに向かう人は右側にいないといけないことが発覚。これは入れてもらわないといけない、、、やむをえない状況。非常に忍びないけれど、ここは行くしかない。これを入れさせてもらうのは、相当に面の皮が厚くないと申し訳なさで、耐えきれません。しかし、優しいクリーム色のラパンさんが譲ってくれました。運転していたソイの面の皮とラパン様のおかげで、なんとか列に加われました。ありがとうございます。

 安心するのも束の間、警備員に「駐車場の券を用意しといてください」と言われます。駐車場の券??チケットではなく、駐車場の券?そうです。ライジングサンの駐車場に車を止めるには券が必要なのです。そして当日発行などないのです。そういえば、駐車場の券どーする?みたいなことを今はなきタコが言ってたな、、、アホ3人はここでやっと自分たちのアホさ加減に気づくのでした。

 時すでに遅し、そもそもこの渋滞に並ぶ意味ももはやなし、なんならレンタカーもライジングサンの間意味なし。大誤算でした。ここまできたら、面の皮アツアツ大作戦で、せめて中まで入らせてもらって荷物だけ下すことにしました。

 駐車券の確認所にどんどん近づきます。警備員に駐車券を求められます。「チュウシャケン?」とそんな日本語知らん張りのすっとぼけをかましながら、面の皮アツアツでなんとか中に入って荷物だけ降ろさせてもらいました。荷物を降ろすのにも、警備員のプレッシャーがすごく、慌てて意味なしのキャリーケース3つまで降ろしてしまう始末。ソイはそのまま近くの駐車場まで行き車を止めることに。僕とボロンは大量の荷物を抱えてテントサイトまで歩く羽目に。結局ソイは10キロほど離れた手稲駅のパーキングに停め、電車で札幌駅に戻ってシャトルバスを利用。僕とボロンは場違いなキャリーケースを3つも引きずりながら、テントや食料やダンボールを抱えて、落としては拾い落としては拾い、砂と泥だらけになり、会場に入る前からくじけそうになりながら歩く。自業自得。アホです。周りは台車やらキャンプ道具を運ぶ用のカゴまで持って、悠々と行くのを羨ましく見ながら、パンパンの手さげバッグが自分の手に食い込む痛みに耐えながら、汗だくでテントサイトを目指すのでした。

 

 テントサイトについてみると、周りはもうすでにバッチリ、テントもタープもバーベキューセットも準備が整っている。そればかりか、オシャレな飾りまで装飾してあり、男女の楽しそうな笑い声や、美味しそうな肉の匂いが、至る所にあり、満身創痍の僕たちは、汗と一緒に涙を拭うのでした。

 とはいうものの、シャトルバスでなんとか会場にたどり着いたソイと合流し、簡易テントも立てて、ビールで乾杯したら元気になりました。

 いよいよライブのスタートです!

f:id:bolon:20160818201146j:plain

続く