ボロン・ボ・ローン|ライブハウス経営者の日記

こんにちは、未来のライブハウス経営者、ボロンボローンです。 愛知で絶賛活動中!愛知から世界へ羽ばたくバンドマンを応援すると共に、自らもバンドマンとして活動中!

五月病と不登校のお話

こんにちは。カリです。

GWが終わってしまいました...

仕事、始まりました。切り替えていきまっしょい!と思うのですが、少し長期連休の気分を引きずってたりして...

五月病というやつでしょうか。

 

五月病について

 五月病(ごがつびょう)とは、新人社員、新入生、社会人などに見られる、新しい環境に適応できないことに起因する精神的な症状の総称<Wikipediaより>

だそうですよ。だいたい5月のGW明け頃に起こることが多いことから、この名称になっているみたいです。

 新年度を迎えて、新しい環境にうまく馴染めず、体調不良など身体や心に現れてくる状態でしょうか。はたまた一見うまく馴染んでいた様でも、実は張り詰めた状態で、それが長期連休で緩んでしまい、また体制を整えるのが難しくなってしまうのでしょうか。いずれにせよ、自分の生活する社会(職場や学校)での馴染めなさ、みたいなものがしんどくなる原因なのかな。

 

不登校のお話

 僕は仕事柄、不登校気味の子どもと接する機会があるのですが、長期連休明けにずるずると休むという子はやっぱり少なくないです。なぜ長期連休明けに多いのか、それは先述した、張り詰めていた状態からの緩みというところもあるだろうし、他にも原因はあると思いますが、たぶんネットで調べればすぐ出てくると思うので、省きます。

 

 今日は不登校の話を少し。

 不登校になる原因はいろいろです。大きく分ければ、1,本人(精神的な不調、発達障害等々)2,学校(イジメ、友人関係等々)3,家庭家族(虐待、家族不仲等々)の3つが原因にあげられると思います。それもそれぞれ独立しておらず、複雑に絡み合っていることが多いです。なので、不登校の原因となってるのはこれだから、ここを直せば解決!みたいなものは、なかなかないんですよね(あれば不登校なんていなくなるわけですし)。

 

 どうすれば不登校を解決できるのか?

 難しい問題です。難しいですねー。でもここで書くことは、解決方法について考えよう!というお話でもないのです。そういう話もきっと、ネットで調べたり、なんたら知恵袋に出てくると思うので。

 

 不登校気味というか、学校行きたくねーっていう子は結構いるんですよね。何で行きたくないの?って聞くと「友達いないもん」とか「楽しくない」とか「勉強嫌い」とかとかとか、だいたいそんな感じの答えが返ってくるんですよ。まったくどうしようもないなと思いそうですが、自分も勉強嫌いだったし、クラスに友達いないと苦痛だったなぁとか考えると、そらそうだわなーと、「学校行きたくねー」ってなるよなーと思ってしまうわけです。

 その子たちが特別グレてるようにも思わないし、コミュニケーション能力がないというわけではないっていう子も結構いるんです。むしろ健康的に見えてくることもあるくらい。その逆で、一見馴染んでそうな子の方が、潜在的にそれこそ五月病になりうる子だっているんじゃないかと思うときもあるのです。だって、多くの子が、一緒にご飯を食べる相手を探すことにすら必死なんですもの。

 どこかに属していないと不安になるっていう人が弱いというより、そういう状況・雰囲気がどこにでも存在しうるのかなと思うのです。はみ出したら終わりみたいな。それでは少し、しんどいですよね。しんどいのが当たり前、むしろしんどいと思える子の方が健康なんじゃ...?あれ?何を解決するんだっけ?と、こうなってしまうこともあるんです。

 

ぼくの好きな先生

 いきなりですけど、RCサクセションの「ぼくの好きな先生」という歌はご存知ですか?忌野清志郎さんが作詞された曲で、古い曲なんですけど、僕にとっては歌詞の内容的になんとなく懐かしさというか、温かさというか、そんなものを感じる曲なんです。

 歌詞に出てくる先生は、美術の先生で、たばこと絵の具のにおいのするおじさん。職員室が嫌いで、いつも部屋(美術室?)に一人でいる。曲中の主人公の「ぼく」(忌野清志郎さん?)は、劣等生で、遅刻が多いと歌っています。そんな「ぼく」を口数も少なくしかる先生。

 僕はこういう先生が一人でも学校にいたら、もう少し学校も面白くなるんじゃないかなぁと考えたりします。今だったら、たばこを吸うことも人目を気にしてしまうし、まして校舎内で吸うことなんてありえない!ってなりそう。でもそういう先生がいてもいいと思うんですよ。職員室が嫌いな先生がいてもいいと思うんですよ。

 学校の中に逃げ場があったら、救われる生徒はいる。少なくとも「ぼく」は救われた生徒の一人だと思います。

 ちっとも先生らしくない先生。いいじゃないですか。こんなに息苦しい世の中なんですから、ふっと力抜けられるとこが欲しいですね。

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 話がまとまっていませんが、「学校に行きたくねー」「行かない!」って言ってる人でも学校で馴染んでる風の人でも、もしかしたら抱えているストレスに大差がないかもしれないということ。その生き苦しさの原因は、その人自身によるものだけではなく、社会そのものの雰囲気にもあるんじゃないかということ。そして、たばこと絵の具のにおいがする先生がいてもいいんじゃないかということ。そういうことです。