ボロン・ボ・ローン|ライブハウス経営者の日記

こんにちは、未来のライブハウス経営者、ボロンボローンです。 愛知で絶賛活動中!愛知から世界へ羽ばたくバンドマンを応援すると共に、自らもバンドマンとして活動中!

物件散策4

こんにちは。カリです。

 少し早めのキャンプ&バーベキューに行ってきました。

 バーベキューの食材調達ってついつい買い過ぎちゃいます。気分が上がってると、歯止めが効かなくなるのです。そして最終的には、余らさないように必死で消費するという苦しみも味わう羽目になってしまうのです。

 これは食べ放題やバイキングやビュッフェでの現象に似ているなと思いました。いつも食べ過ぎて、最後はもう二度と行かない…とすら思ってしまう。

 でも結局また行くんですよねー。なぜなら、楽しいから。ワクワクするから。テンションが上がるから。楽しいことには、あらがえない人間のつぶやきでした。

 

 さて前回の物件散策の続きです。

 

エピソード4 ~country lights~

 いよいよ物件を直接見て回り始めた僕たちは、大家さんとの交渉の余地や、ネットではわからない物件の可能性に気づくのでありました。物件もただそこにあるだけではなく、そこに住んでいた人がいて、管理している不動産屋さんがいて、大家さんがいて、地域住民の方がいる。その背景には人がいるのです。そこに気付いた僕たちは、物件を物件として見るだけでなく、その関わる人について考え、もっと可能性を広げてみることにしたのです。

 

 とカッコ良いっぽいことを言いましたが、具体的にどのように動けばいいものか漠然としています。とりあえず思いついたこととして、、、

 物件を持っている大家さんと直接交渉するには、大家さんと知り合いになる。→コネとツテを使うこと、を思いつきました。

 友人や知人に不動産屋さんや、土地に関わる仕事をしている人がいれば、とにかく相談してみました。しかし、相手も商売でやっているわけで、そうそううまい話は降りてこない。そもそも、不動産屋さんや大家さんとつながりのある、知り合いがそんなにいない。すぐに限界は見えてきました。

 

 どうすれば、いいものか。散策していると、空き家はチラホラあるのに、どうにも繋がれない。まさに絵に描いた餅状態。僕たちは田舎道を途方にくれながら歩くのでした。物件を回るのにも疲れるし、上手く軌道に乗って行かない。そんなモヤモヤを抱えたまま、ついに行き着いた考えは、、、突撃訪問でした。

 空いてそうな、気になる物件に、ノーアポイント訪問です。突撃隣の晩ごはんです。田舎に泊まろう!です。ダーツの旅です。もういいですね。

 とにかく、もう直接聞いてみるしかないだろうと、半分思考停止状態で、気になっていた物件のインターホンを押していました。考えてみれば、どこぞの輩が突然現れるのだから、迷惑に思われることかもしれません。でも「きっと営業職の方は、こうやってドキドキと不安を持って、一軒一軒回るのだろうなぁ」と空想に浸っていると、家主の方が出てこられました。

 僕はどう自分を説明しようか考えていなかったので、しどろもどろで「あの、僕達、ライブハウスをできる家を探してまして、通りかかって、気になったもので、突然すみません」と、相手からしたら?状態です。そして気づくのです。僕たちは「名刺すらないじゃないか」と。どこの誰でもない僕の話を聞いてくれるはずもなかろう。

 そんなマイナス思考になっている自分とは裏腹に、家主さんは、なんと快く迎えてくれたのです!この嬉しい裏切りに興奮する僕と、それ以上に興奮する仲間のソイ。家主さんはとりあえず、家の中を案内してくれて、僕らの考えを聞いてくれました。良い人です。感動です。やっぱり物件とは人なんです。と一気にプラス思考になるという、単純な思考回路。やっぱり行ってみるものだなぁ。

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 しかし、喜ぶのはまだ早い。結果的にライブハウスを経営できるかが重要です。興奮冷めやらぬまま、冷静に物件を見させていただきました。家賃交渉も大事です。僕たちはもう少し吟味させていただくことにしました。いやーでも、突然の訪問に快く応じてくださった家主さんには、本当に感謝です。

 もちろん今回がたまたま、話を聞いてくださっただけかもしれません。でもこういう直接話すことはやっぱり大事だなぁと染み染み思うのでした。

 今後もメンバーに相談しながら、冷静と情熱の間で話を進めて行こうと思います。大変だけど、妥協はしないぞー。